里道(りどう)とは、昔から人々が歩いて通行に使ってきた細い道のうち、道路法や建築基準法上の「道路」にはあたらないものをいいます。公図では赤く塗られていることが多いため、「赤道(あかみち)」と呼ばれることもあります。国や市町村が管理する公共の土地(法定外公共物)で、田畑のあぜ道や、家と家のあいだの細い通路として今も残っています。ただし里道に面した土地は、建築の条件や通行・境界の扱いで悩みが生じやすく、売却のときにも確認が欠かせません。この記事では、守谷市で土地や古い戸建てをお持ちの方に向けて、里道の意味・読み方、赤道・青道との違い、調べ方、通行や占用、払い下げの考え方、売却時の注意点までを、ハウスドゥ 家・不動産買取専門店 守谷店がわかりやすく解説します。
里道とは?読み方・意味・法定外公共物としての位置づけ
里道の読み方は「りどう」
里道の読み方は「りどう」です。「さとみち」と読む方もいますが、不動産や法律の世界では「りどう」が一般的です。明治時代に地租改正が行われた際、土地が国有か民有かを整理するなかで、「道」として公図に残されたものが、現在の里道(赤道)のもとになっています。
里道は「法定外公共物」のひとつ
里道や水路のように、道路法・河川法などの法律の適用や準用を受けない公共の財産を「法定外公共物」と呼びます。かつては国が所有・管理していましたが、地方分権の流れのなかで、実際に道として機能しているものは市町村へ譲与され、現在は市町村が管理するのが一般的です。つまり、里道を使いたいときや、里道との境界を確認したいときの窓口は、原則として市町村になります。守谷市内の里道の管理状況は場所によって異なることがあるため、個別の路線は市役所の道路担当課などで確認してください。
里道と道路の違い
里道は「道」として使われていても、道路法上の道路(国道・県道・市道)ではなく、建築基準法上の道路にもあたらないのが原則です。「道路の種別」については、道路の種別とは?建築基準法42条の1項1号〜5号・2項道路の違いで詳しくまとめています。
里道・赤道・青道の違い|公図の色で見分ける
里道(赤道)と青道は、どちらも公図に描かれた国有地ですが、中身が違います。公図に赤く塗られた細長い土地は「赤道」=里道、青く塗られた細長い土地は「青道」=水路(用水路など)が基本です。下の図で違いを整理します。

| 呼び方 | 公図の色 | 中身 | 管理者(一般的な目安) |
|---|---|---|---|
| 里道(赤道) | 赤 | 通行に使われてきた細い道 | 市町村(機能を失ったものは国の場合も) |
| 青道 | 青 | 法定外の水路(用水路・排水路) | 市町村など |
公図の色分けは、あくまで見分けるための目安です。古い公図では色が薄れていたり、現地の様子と一致しなかったりすることもあるため、最終的には役所や法務局の資料で確認します。
里道の調べ方|自分の土地に里道があるかを確認する手順
1.公図を取得して地番を確認する
まず、法務局で自分の土地とその周辺の公図を取得します。公図では、里道は地番のない細長い土地として描かれることが多く、色が付いている場合は赤色です。売却を考えている土地の前面や側面にそのような土地があるかを確認します。
2.市役所の担当課で管理状況を聞く
里道があるように見えたら、守谷市役所の道路や公共物を担当する窓口で、その里道の管理状況を確認します。現在も通路として使われているのか、すでに用途を失っているのか、占用許可が出されているのかなどを聞くことができます。窓口の名称や取り扱いは変わることがあるため、最新の情報は守谷市の公式サイトまたは電話で確認してください。
3.現地を見て使われ方を確認する
公図と現地は一致しないことがあります。実際に歩いて、舗装されているか、通り抜けができるか、フェンスや建物が里道の上にはみ出していないかを確認します。
4.接道している道路の種類を確認する
土地が接している道が里道だけなのか、別に建築基準法上の道路に接しているのかが大切です。道路の確認の仕方は、幅員とは?道路幅員の調べ方と4m未満の土地の売却も参考になります。
里道は通行できる?使える範囲と勝手に使えないこと
通行は原則できる
里道は公共の土地なので、通行すること自体は、誰でもできるのが基本です。里道にしか面していない家でも、日常の歩行や自転車の通行ができる場合が多くあります。ただし、実際に車が通れるだけの幅や舗装があるとは限りません。
占用するには許可が必要
里道に物を置いたり、駐車場の出入口をつくったり、水道管やガス管を通したりして使うときは、管理者である市町村の許可が必要になるのが一般的です。許可を取らずに塀や建物をはみ出させると、撤去を求められる場合があります。「昔から使っているから大丈夫」と考えず、売却前に現状を確認しておきましょう。
私道との違い
里道は公共の土地ですが、私道は個人や共有者が所有する道です。通行や掘削の承諾、費用負担の考え方がまったく異なります。違いは私道とは?公道との違い・見分け方・通行掘削承諾で解説しています。
里道に接する土地は建替えできる?接道義務との関係
里道は原則として建築基準法上の道路ではない
建物を建てるには、原則として、建築基準法上の道路に2m以上接している必要があります(接道義務)。里道は建築基準法上の道路には含まれないのが原則のため、里道にしか接していない土地は、そのままでは建築や建替えができないことがあります。詳しくは接道義務とは?幅員4m・間口2mの条件と満たさない土地の売却方法をご覧ください。
例外として建築できる場合もある
道路に接していない土地でも、特定行政庁の許可を受けられる場合があります。内容は但し書きとは?43条但し書き道路・43条2項2号の許可で説明していますが、判断は個別の土地ごとに異なるため、事前に役所へ確認することが重要です。
再建築不可になるケース
里道にしか接していない古い戸建ては、建て替えられない「再建築不可」と判断されることがあります。再建築不可の土地は、住宅ローンが使いにくく、買主が限られるため、一般の仲介では売れにくい傾向があります。この場合は、買取という選択肢も検討に入れておくとよいでしょう。
里道の払い下げ・用途廃止とは?買い取る流れと注意点
払い下げとは
里道が通路としての機能を失っている場合、用途廃止の手続きを経て、隣接する土地の所有者へ払い下げ(売払い)を受けられることがあります。里道を取り込んで敷地を広げたり、境界をはっきりさせたりできる点がメリットです。
払い下げの一般的な流れ
手続きの内容は市町村ごとに異なりますが、おおむね次のような流れになります。
- 管理者(市町村)に相談し、対象の里道が払い下げ可能かを確認する
- 里道と隣接地との境界を確認し、必要に応じて測量を行う
- 隣接する土地の所有者などの同意や、関係書類を整える
- 用途廃止の手続きを経て、払い下げの申請を行う
- 代金の支払いと、所有権移転の登記を行う
測量や書類の準備に時間や費用がかかることがあり、必ず認められるわけでもありません。売却前に払い下げを検討する場合は、スケジュールに余裕をもって、守谷市の窓口へ相談してください。
里道と境界|官民境界の確認が売却の前提になる
里道と民有地の境目は「官民境界」にあたります。売却のときに、買主から境界を明示するよう求められることが多く、官民境界が不明確なままだと、引き渡しまでに時間がかかることがあります。官民境界と民民境界の違い、確定の手続きや費用の目安は、官民境界・民民境界とは?違いと確定手続き・費用相場にまとめています。
里道の幅が狭く、現況と公図で位置がずれている場合は、境界の確認に時間がかかります。早めに土地家屋調査士などの専門家に相談するのも一つの方法です。
里道に接する土地・家を売却するときの注意点
里道が関係する不動産を売るときは、次の点を事前に整理しておくと、買主への説明がスムーズです。

重要事項説明で正確に伝える
里道に接している事実や、通行・占用・接道の状況は、買主の判断に影響する重要な情報です。わからない点を曖昧にせず、不動産会社を通じて役所で確認した内容を正確に伝えることが、後のトラブルを防ぎます。
買取という選択肢
里道にしか接していない、再建築が難しい、境界が確定していないといった事情があると、一般の買主に売るには時間がかかることがあります。不動産会社が直接買い取る「買取」であれば、現状のまま売却でき、手間を抑えられる場合があります。仲介と買取の違いは、物件の状況に応じて比べてみることが大切です。
隣地・近隣との関係を整える
里道を通行や駐車に使っている近隣の方がいる場合、売却後のトラブルにつながらないよう、現状を整理しておきます。里道上にはみ出している物がないかも、あらためて確認しましょう。
守谷市で里道・接道に悩む土地のご相談はハウスドゥ 守谷店へ
守谷駅周辺の住宅地から、田畑や古い集落が残るエリアまで、守谷市やその周辺には、里道や細い通路に接した土地や家がさまざまにあります。「うちの土地に里道があるのかわからない」「建て替えができるか不安」「売却前に何を確認すべきか知りたい」といった段階からご相談いただけます。
ハウスドゥ 守谷店では、里道・私道・境界が関係する土地や、再建築が難しい不動産の査定・買取のご相談を無料で承っています。お電話は0120-565-072、お問い合わせはこちらのフォームからどうぞ。
里道(赤道)に関するよくある質問(FAQ)
里道とは何ですか?
里道(りどう)とは、昔から人が通行に使ってきた細い道のうち、道路法や建築基準法上の道路にはあたらないものをいいます。公図では赤く塗られていることから「赤道(あかみち)」とも呼ばれ、法定外公共物として国や市町村が管理する公共の土地です。
里道と赤道は同じものですか?
一般には同じものを指して使われます。里道は行政上の呼び名、赤道は公図で赤く塗られていたことに由来する通称です。なお、水路を指す「青道(あおみち)」とは別のものです。
里道に面した土地でも家を建てられますか?
里道は原則として建築基準法上の道路とは扱われないため、里道にしか接していない土地は接道義務を満たさず、建築や建替えが難しくなる場合があります。ただし、他に接道がある場合や、個別の許可を受けられる場合もあるため、役所や不動産会社に確認が必要です。
里道を自分の敷地として使えますか?
里道は公共の土地なので、勝手に塞いだり、建物や塀を建てたりすることはできません。駐車場の出入りや配管などで使いたい場合は、管理者である市町村に占用の許可などを申請する必要があります。
里道は買い取ること(払い下げ)ができますか?
使われなくなった里道は、用途廃止の手続きを経て払い下げ(売払い)を受けられる場合があります。ただし、境界の確認や測量、隣接地所有者の同意などが必要で、必ず認められるわけではありません。まず管理している市町村の担当窓口に相談してください。
里道があると不動産の売却に影響しますか?
里道と接していること自体が問題になるとは限りませんが、接道の状況、通行や占用の経緯、境界の確定状況によって、買主の判断や価格に影響することがあります。売却前に状況を整理し、重要事項説明で正確に伝えられるようにしておくことが大切です。
里道がある土地の売却はどこに相談すればよいですか?
里道や接道の状況は物件ごとに異なるため、守谷市の事情に詳しい不動産会社への相談が近道です。ハウスドゥ 守谷店では、里道・私道・境界が絡む土地や再建築が難しい不動産の査定・買取のご相談を無料で承っています。
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