JR常磐線・つくばエクスプレス(TX)・東武アーバンパークラインの3路線が交わる交通結節点。それが千葉県柏市です。令和8年時点で人口44万人に迫る、千葉県内有数の都市に発展を続けています。守谷市周辺にお住まいの方にとっても、通勤・通学圏として、あるいはご実家や所有不動産の売却先として柏市の動向を気にされる場面は少なくありません。本記事では柏市公式サイトの人口統計、国土交通省地価公示データなど一次情報をもとに、柏市の人口と地価がどのように推移してきたか、そしてこれからどう変わっていく見込みなのかを整理しました。

柏市の人口推移|合併とTX開通で40万人都市へ

柏市公式サイト「柏市の地理・人口」および毎月常住人口データによると、柏市の人口は令和8年7月1日時点で439,696人(男性216,740人・女性222,956人)、世帯数は206,699世帯です(目安)。柏市データ分析室の発表でも令和8年2月1日時点で438,136人と、44万人前後で推移していることが確認できます。

柏市の人口が大きく伸びた転機は平成17(2005)年です。この年、旧沼南町との合併とつくばエクスプレス開通が重なり、人口が急増しました。平成22(2010)年には人口40万人を突破し、平成20(2008)年には中核市に移行しています。令和2(2020)年国勢調査では426,468人となり、5年前の平成27年調査と比べて3.0%の増加を記録しました(柏市人口ビジョン改訂版)。

柏市の将来人口推計(2035年がピーク見込み)

柏市公式サイト「柏市の将来人口推計」(令和2年国勢調査確定数を起点に令和5年10月公表)によると、柏市の総人口は2035年の445,530人をピークに減少へ転じ、2070年には381,055人になると見込まれています(目安)。年少人口(0〜14歳)は2025年の53,572人をピークに減少に転じ、2070年には36,120人まで減る見通しです。一方で生産年齢人口(15〜64歳)は2030年の272,352人をピークに減少に向かい、老年人口(65歳以上)は2020年の111,995人から2070年の137,568人まで増加を続けると推計されています。

高齢化率(65歳以上人口の割合)は令和2年時点で26.5%と全国平均(28.7%)より2.1ポイント低い水準ですが、令和27(2045)年までに34.5%へ上昇し、市民のおよそ10人に3人が高齢者になる見込みです(柏市人口ビジョン改訂版)。柏市はまだ人口が伸びている段階にありますが、地域によって高齢化の進み方に差が出てくることは念頭に置いておきたいポイントです。

柏市の地価推移|住宅地平均は4年連続上昇

国土交通省地価公示データを集計するtochidai.infoおよび既存の柏市関連統計によると、柏市の2026年(令和8年)公示地価は住宅地平均202,691円/平方メートルで、前年比+5.26%の上昇となりました(目安)。柏市の地価は2023年以降4年連続で上昇が続いており、都心へのアクセスの良さと再開発の進展が背景にあるとみられます。

駅別に見る地価の差【2026年目安】

柏市内は駅によって地価水準に大きな差があります。tochidai.infoの集計(2026年)によれば、柏駅周辺が31万8,078円/平方メートル(前年比+5.66%)で市内最高水準、次いで柏の葉キャンパス駅周辺が19万6,028円/平方メートル(+7.99%)、柏たなか駅周辺が18万2,633円/平方メートル(+7.24%)と続きます。上昇率で見ると北小金駅周辺(+8.12%)や柏の葉キャンパス駅周辺(+7.99%)の伸びが目立ち、比較的新しい住宅エリアほど上昇率が高い傾向がうかがえます(いずれも目安)。

柏市 人口推移 国勢調査 将来推計 グラフ
柏市の人口推移と将来推計(目安・出典:柏市公式サイト)

地価が上昇している背景

柏市の地価上昇の背景には、常磐線・TX・東武アーバンパークラインという複数路線が使える利便性に加え、柏の葉キャンパス駅周辺での「公・民・学連携」まちづくりの進展、都心の住宅取得価格上昇に伴う受け皿需要などが考えられます。ただし駅からの距離やエリアによって上昇率には差があるため、実際の売却・購入を検討する際は個別の査定で最新の実勢価格を確認することをおすすめします。

柏市 主要駅別 公示地価 早見表
柏市 主要駅別 公示地価早見表(2026年・目安)

柏市ってどんなまち?

柏市は千葉県北西部に位置し、「千葉の渋谷」とも呼ばれる柏駅周辺の商業集積と、東京大学・千葉大学のキャンパスを核とした柏の葉キャンパスエリアの計画的な街づくりという、性格の異なる2つの顔を持つまちです。守谷市からは常磐道・国道6号線経由で車でおよそ30〜40分程度の距離にあり(目安・経路により変動)、生活圏として意識される機会も多いエリアといえます。柏市の子育て・教育環境やエリア別の暮らしの特徴については、既存記事「柏市(千葉)の住みやすさ|3路線と地価【2026】」「柏市(千葉)の子育て・教育|マル福・学区【2026】」でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

交通アクセス|3路線が使える利便性

柏市の中心・柏駅にはJR常磐線(快速・各駅停車)と東武アーバンパークラインが乗り入れ、上野・秋葉原方面へ乗り換えなしでアクセスできます。市北部の柏の葉キャンパス駅・柏たなか駅はつくばエクスプレス沿線で、秋葉原まで最短30分台という利便性があります。守谷市にお住まいの方にとっては、TXで柏の葉キャンパス駅・柏たなか駅方面へ一本で行き来できる点も柏市が生活圏として意識されやすい理由の一つです。

子育て・教育環境(概要)

柏市では0歳から高校3年生相当年齢まで子ども医療費助成制度があり、自己負担は通院・入院とも1回300円が目安です(市県民税所得割非課税世帯は自己負担なし、柏市公式サイト「子ども医療費助成制度」)。保育施設については国基準の待機児童数は平成27年度以降0人を維持していますが、令和8年時点で入所保留児童(希望する園に入れなかった児童)が一定数存在する点は実情として押さえておきたいところです。制度の詳細・学区・柏の葉エリアの子育て環境比較は前述の子育て・教育記事で詳しく解説しています。

自然・レジャー

柏市中央部には千葉県内でも有数の広さを誇る手賀沼が広がり、手賀沼公園やサイクリングロードなど水辺のレジャー環境が整っています。柏の葉キャンパスエリアの柏の葉公園は広大な敷地に陸上競技場や噴水広場を備え、家族連れの憩いの場として親しまれています。都市機能と自然環境が共存している点も、柏市が住宅地として選ばれる理由の一つといえるでしょう。

買い物・生活利便

柏駅周辺は柏高島屋ステーションモールをはじめとする大型商業施設が集積し、千葉県北西部有数の商業エリアとなっています。柏の葉キャンパスエリアには大型商業施設のほか、柏の葉公園などの公園整備も進んでおり、日常の買い物と自然環境の両方にアクセスしやすい街区として計画的に開発されてきました。柏たなかエリアは比較的新しい住宅地で、価格と利便性のバランスがとりやすいエリアとされています。

防災・ハザード情報|利根川・手賀沼・大堀川に注意

柏市公式サイト「柏市洪水ハザードマップ」「柏市web版防災・ハザードマップ」によると、市の北側を流れる利根川、中央部に広がる手賀沼、市内を流れる大堀川とその支流の周辺は、大雨・台風時に水位が上がりやすいエリアとして洪水浸水想定区域に指定されています。国土交通省(利根川上流河川事務所)は利根川水系の氾濫を想定した「洪水浸水想定区域図(想定最大規模)」を公表しており、柏市もこれに基づく大堀川洪水浸水想定区域図をWeb版防災・ハザードマップで公開しています。

柏市は内水(下水道の排水能力を超える雨水による浸水)についても「柏市内水ハザードマップ」を別途公開しており、河川氾濫だけでなく市街地の内水氾濫リスクも確認できる体制を整えています。柏市内での住まい探しや、所有する不動産の売却・活用を検討する際は、購入・売却対象の物件がどの浸水想定区域に該当するか、柏市のWeb版防災・ハザードマップで事前に確認しておくことを強くおすすめします。ハザード情報は物件の資産価値や将来の売却のしやすさにも関わる重要な要素です。

エリア別特徴

柏駅エリア

「千葉の渋谷」とも呼ばれる商業集積地で、地価水準も市内最高クラス(2026年目安・31万8,078円/平方メートル)。利便性重視の方に向いていますが、地価が高い分、戸建て取得のハードルはやや高めです。

柏の葉キャンパスエリア

東京大学・千葉大学のキャンパスを核に計画的に開発された街区で、公園や歩道が整備され子育て世帯に人気があります。地価上昇率は市内でも高い水準(2026年目安・前年比+7.99%)で、資産価値の面でも注目されるエリアです。

柏たなかエリア

比較的新しい住宅地で、価格と利便性のバランスがとりやすいエリアとされています。地価上昇率も+7.24%(目安)と高く、今後の人口・世帯動向にも注目です。

南柏・新柏など常磐線沿線

落ち着いた住宅街が広がり、昔からの住宅地としての厚みがあります。新柏駅周辺の地価上昇率は+2.77%(目安)と他エリアに比べ緩やかで、価格の安定感を重視する方に向いています。

柏市の地価と住宅事情のまとめ【2026年目安】

これまで見てきたように、柏市は人口・地価とも2026年時点ではまだ上昇基調にありますが、将来推計では2035年をピークに人口減少へ転じる見込みです。地価は駅からの距離やエリアによって水準・上昇率に差があり、柏駅周辺のような成熟した商業エリアと、柏の葉キャンパス・柏たなかのような開発が進むエリアとでは、今後の値動きの傾向も異なる可能性があります。柏市での不動産売却・購入をご検討の際は、エリア別の相場動向を踏まえたうえで、無料査定などを通じて実勢価格を確認することをおすすめします。

柏市で家を売る・持ち続けるときに知っておきたいこと

柏市は人口がまだ増加傾向にあるため、立地の良いエリアであれば売却時に需要が見込みやすい状況といえます。一方で、将来推計では2035年をピークに人口減少・高齢化率の上昇が見込まれているため、相続などで取得した不動産を「いつか売る」と先延ばしにする間に、エリアによっては需要環境が変化していく可能性も考えられます。特に空き家のまま放置すると、老朽化による資産価値の低下や、特定空家等に指定された場合の固定資産税の軽減措置解除といったリスクもあるため、早めに売却・活用の方針を検討することが重要です。

守谷市周辺にお住まいで柏市に不動産をお持ちの方、あるいは柏市から守谷市方面への住み替えをご検討の方も、まずは無料査定でエリアごとの実勢価格を確認してみることをおすすめします。柏市エリアの不動産売却・買取・査定については「柏市の不動産売却・買取・査定|相場の調べ方と費用・税金」のページもあわせてご覧ください。

よくある質問

Q1. 柏市の人口は現在どれくらいですか?

柏市公式サイトによると、令和8年7月1日時点で439,696人、世帯数は206,699世帯です(目安)。

Q2. 柏市の人口はこれからも増え続けますか?

柏市公式サイトの将来人口推計では、総人口は2035年の445,530人をピークに減少へ転じ、2070年には381,055人になる見込みです(目安)。

Q3. 柏市の地価は上がっていますか?

2026年公示地価の住宅地平均は202,691円/平方メートルで、前年比+5.26%の上昇です。2023年以降4年連続で上昇が続いています(目安)。

Q4. 柏市内でどのエリアの地価が高いですか?

tochidai.infoの集計(2026年)では柏駅周辺が31万8,078円/平方メートルと市内最高水準で、次いで柏の葉キャンパス駅・柏たなか駅周辺が続きます(目安)。

Q5. 柏市の高齢化はどの程度進んでいますか?

令和2年時点の高齢化率は26.5%で全国平均より低い水準ですが、令和27(2045)年までに34.5%へ上昇する見込みです(柏市人口ビジョン改訂版・目安)。

Q6. 柏市で洪水のリスクが高いエリアはありますか?

柏市北側の利根川沿い、中央部の手賀沼周辺、市内を流れる大堀川とその支流の周辺が洪水浸水想定区域に指定されています。柏市のWeb版防災・ハザードマップで詳細を確認できます。

まとめ

3路線が使える交通利便性を背景に、令和8年時点でも人口・地価ともに上昇基調が続く柏市。ただし将来推計では2035年を境に人口減少へ向かう見込みであり、エリアによって地価の水準・上昇率にも差があります。ご自宅や相続した不動産の売却・活用をお考えの際は、最新の人口・地価データを踏まえつつ、まずは無料査定で実勢価格を確認してみることをおすすめします。

柏市での売却実績は売却査定実績とお客様の声でもご紹介していますので、あわせてご参照ください。

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