圏央道坂東ICを軸に生活圏が広がる、自然豊かなまち。それが茨城県坂東市です。本記事では、国勢調査・公示地価など一次データをもとに坂東市の人口と地価の長期推移を整理し、住まいの選び方や実家の売却タイミングを考える材料としてまとめました。
坂東市の人口推移(国勢調査で見る長期変化)
坂東市公式サイト「国勢調査から見る坂東市の人口」によると、坂東市の人口は大正9(1920)年の第1回国勢調査時に37,015人でスタートし、増減を繰り返しながら平成7(1995)年頃にピークを迎え、その後は減少傾向にあります。令和2(2020)年の国勢調査では52,292人(一部集計では52,265人)となり、平成27年からの5年間で約3.4%減少しました(出典:坂東市公式サイト)。

世帯数と1世帯あたり人員の変化
令和2年時点の世帯数は18,452世帯、1世帯あたりの人員は2.83人とされています(出典:坂東市公式サイト)。人口が減少する中でも世帯数は緩やかに推移しており、核家族化・単身世帯化が進んでいることがうかがえます。今後の推計では、坂東市の人口は2035年に約44,740人、2050年には約36,253人まで減少すると見込まれ、高齢化率は現在の30.3%から2050年には41.9%へ上昇する可能性が示されています(出典:坂東市公式資料・将来推計)。
坂東市の地価推移(公示地価で見る長期変化)
坂東市の住宅地の地価は、2025年の基準地価平均で目安として19,916円/㎡、前年比▲0.23%とされ、2026年公示地価ベースでも坪単価6.6万円/坪(約2.0万円/㎡)・前年比▲0.2%と、わずかな下落傾向が続いています(出典:茨城県地価調査・国土交通省地価公示データ、数値は目安)。

地価が下落傾向にある背景
坂東市には鉄道駅がなく、生活の足は自動車が中心です。都心通勤という観点では守谷市・つくばみらい市(TX沿線)と比べて利便性の面で差があり、これが地価の伸び悩みの一因と考えられます。一方で、圏央道坂東ICの存在により物流・工業用地としての需要は底堅く、住宅地についても広い土地を手頃な価格で確保できる点は根強いニーズがあります。
近隣市との比較で見る坂東市の位置づけ
TX沿線のつくばみらい市・守谷市の地価が上昇基調にあるのに対し、坂東市は横ばい〜微減という対照的な動きを見せています。都心近接性を重視する層はTX沿線を、広い土地・自然環境・価格の手頃さを重視する層は坂東市を選ぶ傾向があり、需要の性質が異なるエリアといえます。
坂東市ってどんなまち?
坂東市は茨城県西部に位置し、平成17(2005)年に旧岩井市と旧猿島町が合併して誕生しました。市域は関東平野の一部で、鬼怒川・菅生沼など豊かな自然に恵まれています。戦国武将・平将門ゆかりの地としても知られ、市内には将門にまつわる史跡が点在します。周辺は境町・古河市・つくばみらい市・常総市・守谷市に囲まれ、いずれの市町村へも車で20〜30分程度でアクセスできる位置関係にあります。
坂東市の交通アクセス
市内に鉄道駅はない
坂東市内にはJR・私鉄の駅がなく、公共交通はバス・自家用車が中心です。最寄りの鉄道駅は隣接するつくばみらい市のTX守谷駅や、常総市の関東鉄道常総線沿線となります。
圏央道坂東ICが生活と物流を支える
首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の坂東ICが市内にあり、都心・成田方面へのアクセスや物流拠点としての機能を果たしています。圏央道の開通以降、坂東IC周辺には物流施設の立地が進み、雇用の受け皿としての側面も強まっています。
TX守谷駅・つくばみらい市への近接性
坂東市南東部からはTX守谷駅・みらい平駅方面へ車でアクセスしやすく、都心通勤の際にTX沿線駅を利用する住民もいます。TX守谷駅からは秋葉原駅まで最速35分程度とされ、坂東市から車でTX駅までアクセスすれば都心通勤も選択肢に入ります。
坂東市の子育て・教育環境
坂東市では子ども医療費助成制度(マル福・すこやか医療費助成制度)により、対象年齢の医療費自己負担が助成されます。保育園・幼稚園・認定こども園、小中学校が市内各地区に整備されています(参考:坂東市公式サイト、詳細な条件は最新情報をご確認ください)。子育て世帯にとっては、都市部に比べて広い住宅を確保しやすい点や、自然の中でのびのびと子育てができる環境も坂東市の特徴です。子育て・暮らし全般の詳細は当サイトの坂東市の暮らし|アクセス・子育て・地価【2026】もあわせてご覧ください。
坂東市の自然・レジャー・地域の行事
ミュージアムパーク茨城県自然博物館は坂東市を代表する文化施設で、県内外から来場者を集めています。将門公ゆかりの地として「将門ハーフマラソン」なども開催され、地域の歴史を生かしたイベントが行われています。菅生沼周辺は野鳥観察などができる自然豊かなスポットで、休日には家族連れの姿も見られます。こうした自然・文化資源の豊かさは、都市部にはない坂東市ならではの暮らしの魅力といえます。
坂東市の買い物・生活利便
市内には食品スーパー・ドラッグストア・ホームセンターなどの生活関連施設が点在し、車での買い物が基本となります。国道354号・県道が主要な生活道路として機能しています。隣接する境町・古河市、つくばみらい市方面の商業施設も生活圏として利用されることが多く、車移動を前提とした広域の生活圏が形成されています。
坂東市の防災・ハザード情報
坂東市は利根川水系の河川に近いエリアもあり、市が公表するハザードマップで浸水想定区域を確認できます。住まい選びや売却検討の際は、坂東市公式サイトの防災情報を確認することをおすすめします。
坂東市の今後の見通しを考える
将来推計では坂東市の人口は今後も減少が見込まれる一方、圏央道インターチェンジ周辺の物流・産業用地としての需要は一定程度維持されると考えられます。住宅地としては、広い土地を手頃な価格で確保できる点や、TX沿線への近接性を生かせるエリアに注目が集まる可能性があります。
坂東市と近隣市の人口動態の違い
同じ茨城県西部でも、TX沿線のつくばみらい市は人口増加が続く一方、坂東市・常総市など鉄道空白地帯では人口減少が続くという対照的な傾向が見られます。この違いは、鉄道アクセスの有無が住宅需要に直接影響していることを示すデータともいえます。坂東市で住まいの活用や売却を検討する際は、こうした広域の人口動態も踏まえて判断することが大切です。
坂東市の高齢化と住まいの今後
坂東市の高齢化率は現在30.3%とされ、2050年には41.9%まで上昇すると見込まれています(坂東市公式資料の将来推計)。高齢化の進行は、実家の相続・空き家化が今後さらに増えることを意味します。早い段階で「住み続ける」「賃貸に出す」「売却する」といった選択肢を整理しておくことが、資産価値を維持するうえでも重要になります。
坂東市のエリア別特徴
岩井地域
旧岩井市エリアで、市役所などの行政機能が集積する坂東市の中心部です。
猿島地域
旧猿島町エリアで、農地や自然環境が広がる落ち着いた地域です。
坂東市で家を売る・持ち続けるときに知っておきたいこと
坂東市は人口減少と地価の横ばい〜微減傾向が続く一方、圏央道ICを生かした土地需要や、広い敷地を求める層への訴求力を持つエリアです。実家の売却や活用を検討する際は、鉄道駅がないという立地特性を踏まえつつ、圏央道アクセスや自然環境といった強みを踏まえた売り出し方を考えることが大切です。当社では坂東市の売却査定実績もございますので、具体的な相場感が気になる方は坂東市の売却査定実績もあわせてご覧ください。
坂東市の暮らし全般については当サイトの坂東市の暮らし|アクセス・子育て・地価【2026】もあわせてご確認ください。エリア全体の不動産売却については坂東市の不動産売却・買取エリアページをご覧ください。
よくある質問
Q1. 坂東市の人口は現在どれくらいですか?
令和2年国勢調査で52,292人です(坂東市公式サイトより、目安)。最新の人口は坂東市公式サイトでご確認ください。
Q2. 坂東市の人口はどのくらい減っていますか?
平成7年頃をピークに減少傾向が続き、平成27年から令和2年の5年間で約3.4%減少しました。
Q3. 坂東市の地価は上がっていますか、下がっていますか?
2025年の住宅地平均地価は前年比▲0.23%と、わずかな下落傾向が続いています(目安値、地点により差があります)。
Q4. 坂東市に鉄道駅はありますか?
坂東市内に鉄道駅はありません。最寄りはTX守谷駅や関東鉄道常総線沿線です。
Q5. 坂東市の世帯数はどう変化していますか?
令和2年時点で18,452世帯、1世帯あたり2.83人です。人口減少下でも世帯の小規模化が進んでいます。
Q6. 坂東市の将来人口はどう予測されていますか?
2035年に約44,740人、2050年には約36,253人まで減少すると見込まれています(坂東市公式資料の将来推計、目安)。
まとめ
人口減少と地価の横ばい〜微減。これが坂東市の長期トレンドです。一方で、圏央道坂東ICを軸にした物流・産業用地としての需要、広い土地を手頃な価格で確保できる住環境という強みも持ち合わせています。実家や土地の売却・活用を検討する際は、こうした長期的なデータを踏まえて判断することが大切です。ハウスドゥ 守谷店では坂東市エリアの売却査定・ご相談を承っております。お気軽にお問い合わせください。
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