「空き家を差し上げます」のなぜ?所有者を悩ます3つの深刻な理由
「家を無料で差し上げます」——。インターネット上で時折見かけるこの言葉。裏があるのではと疑うのも無理はありませんが、これは空き家の扱いに悩む所有者の切実な心の叫びなのです。
特に、ご両親から実家を相続された40代から60代の方々にとって、空き家問題は大きな壁となります。私たちが暮らす守谷市やつくばみらい市、常総市でも、放置された空き家は少なくありません。
では一体なぜ、資産であるはずの家を「差し上げます」とまで言って手放したいのでしょうか。その背景には、所有者を追い詰める「金銭的」「管理的」「精神的」という3つの深刻な理由が複雑に絡み合っています。このセクションでは、その一つひとつの理由を深掘りしていきます。
理由1:持ち続けるだけでお金がかかる「金銭的負担」
空き家は、ただ所有しているだけでお金がかかり続けます。誰も住んでいない家に払い続けなければならない費用の代表が「税金」と「維持費」です。
毎年必ず請求が来る「固定資産税・都市計画税」
不動産を所有している限り、毎年1月1日時点の所有者には「固定資産税」と「都市計画税」(市街化区域内の場合)が課税されます。住んでいなくても支払義務があり、納税通知書は必ず手元に届きます。土地建物の評価額によりますが、年間で数万円から十数万円の出費となるのが一般的です。
さらに深刻なのが、「特定空家」に指定されるリスクです。倒壊の危険があるなど、管理が不十分な空き家に行政が指定するもので、これに指定されると固定資産税の住宅用地特例が適用されなくなり、税額が最大で6倍に跳ね上がる可能性があります。年間10万円だった税金が、ある日突然60万円になるかもしれないのです。
放置すればするほど膨らむ「維持・修繕費」
建物は、人が住まなくなると驚くほどのスピードで劣化します。定期的な換気が行われないことで湿気がこもり、カビやシロアリが発生しやすくなります。
「久しぶりに実家を見に行ったら、雨漏りで天井に大きなシミができていた…」 「庭木が伸び放題で、台風で折れた枝が隣家の屋根を傷つけてしまった…」
このようなトラブルは珍しくありません。最初は数万円で済んだ補修が、放置した結果、数百万円規模のリフォームが必要になることも。また、定期的な草刈りや清掃を外部に依頼すればその都度費用がかかりますし、火災保険料も必要です。
これらの金銭的負担は、終わりが見えないまま毎年積み重なります。「売れる見込みもないのに、これ以上お金をかけたくない」という思いが、「タダでもいいから誰かもらってくれないか」という考えに繋がるのです。
理由2:遠方からの管理は限界…心身をすり減らす「管理的負担」
お金の問題以上に所有者を疲弊させるのが「管理の手間」です。特に、ご自身の住まいと空き家が離れている場合、その負担は計り知れません。守谷市やつくばみらい市にあるご実家を相続し、ご自身は都内や他県にお住まいというケースは非常に多いです。
主な管理作業には、以下のようなものがあります。
- 庭の草刈り、植木の剪定
- 室内の換気、通水
- 郵便受けの整理
- 建物外部の目視点検
- 近隣への挨拶
貴重な休日が、空き家の管理だけで終わってしまう生活に、心身ともに疲れ果ててしまう方は少なくありません。
また、管理を怠れば、雑草が害虫の温床になったり、郵便受けにチラシが溜まることで不法侵入や放火といった犯罪を誘発したりする危険性も高まります。不法投棄や不法占拠など、深刻なトラブルに発展した事例もあります。
「仕事や子育てで忙しく、実家の管理まで手が回らない」「高齢になり、長距離の移動や作業が辛い」。このような状況が、所有者を「これ以上は管理できない」という限界へと追い込んでいくのです。
理由3:「ご近所の目が…」将来への不安が重くのしかかる「精神的負担」
金銭的、管理的な負担に加え、所有者を最も悩ませるのが、目に見えない「精神的な負担」です。
近隣トラブルへの恐怖と罪悪感
「お宅の庭木がうちの敷地に入ってきて困る」「屋根瓦が落ちそうで怖い」といった直接的な苦情がなくとも、「ご近所はうちの空き家をどう思っているのだろう」というプレッシャーは常に心に重くのしかかります。親の代からお世話になっているご近所だからこそ、関係を悪化させたくないという思いは強いものです。

下がり続ける資産価値と将来への不安
空き家を放置すればするほど建物の劣化は進み、資産価値は刻一刻と下がり続けます。つくばエクスプレス(TX)沿線の守谷市やつくばみらい市は本来、資産価値を維持しやすいエリアですが、管理状態の悪い空き家は別です。「いつか売ろう」と先延ばしにするうちに、解体費用の方が売却価格を上回る「負動産」になってしまうこともあります。
そして何より、「この問題を自分の代で解決しなければ、子どもたちに迷惑をかけてしまう」という責任感が大きなストレスとなります。自分が親から相続して苦労しているように、この負担を次世代に背負わせたくない。その思いが焦りとなり、所有者を追い詰めるのです。
これら3つの負担が雪だるま式に膨れ上がり、最終的に「この重荷から解放されたい」という一心に駆られます。これが、「空き家 差し上げます なぜ」という状況の、所有者側のリアルな実態なのです。
ちょっと待って!空き家の無償譲渡(あげる)に潜む4つの落とし穴
「もうお金はいらない。この重荷から解放されたい」という思いでたどり着く「空き家を差し上げます」という選択。しかし、その決断を下す前に一度立ち止まってください。不動産のプロの視点から言えば、「タダより高いものはない」という言葉が、空き家の無償譲渡には驚くほど当てはまるのです。
一見、最も手軽な解決策に見える「あげる」という選択には、あげる側・もらう側双方にとって、見過ごせない4つの大きな落とし穴が潜んでいます。
落とし穴1:もらった側が支払う高額な税金
まず最大の誤解が、「タダでもらえるなら、もらう側に負担はないだろう」という思い込みです。実際には、不動産を無償で譲り受けると、もらった側には高額な税金が課せられます。
- 贈与税 個人から財産をもらった時にかかる税金です。不動産の評価額は通常、年間110万円の基礎控除を大きく上回るため、評価額によっては数十万円から数百万円の贈与税が発生する可能性があります。
- 不動産取得税 売買や贈与にかかわらず、不動産を手に入れたこと自体に対して一度だけかかる税金です。これも固定資産税評価額を基に計算され、数十万円単位の負担になることが珍しくありません。
つまり、もらう側は「タダ」どころか、いきなり百万円近い現金を納税のために用意しなければならない可能性があるのです。これに毎年の固定資産税や将来の修繕費を考えると、気軽に「もらうよ」とは言えないのが現実です。
落とし穴2:あげた後も続く「契約不適合責任」のリスク
「手放したのだから、後のことは知らない」とはいきません。たとえ無償であっても、不動産を譲渡した側は「契約不適合責任」という重い責任を負う可能性があります。
これは、「引き渡した物件に、契約時には説明のなかった重大な欠陥(雨漏り、シロアリ被害など)が見つかった場合、あげた側がその責任を負わなければならない」という法律上のルールです。「知らなかった」では済まされず、譲渡後にもらった相手から修理費用を請求されたり、最悪の場合は契約解除や損害賠償を求められたりする可能性すらあります。
この責任を回避するには、贈与契約書に「契約不適合責任を一切負わない」という特約を明記する必要がありますが、個人間で法的に有効な書類を不備なく作成するのは非常に困難です。
落とし穴3:想像以上に複雑な手続きと専門家費用
「空き家をあげる」という行為は、口約束では成立せず、法務局で不動産の名義を相手に変更する「所有権移転登記」が必須です。
この手続きには、贈与契約書、権利証、印鑑証明書、住民票など多くの書類が必要となり、一般の方には非常に煩雑です。結局、司法書士などの専門家に依頼することになり、その報酬として10万円~20万円程度の費用が発生します。「タダであげる」はずが、手元からまとまったお金が出ていってしまうのです。
落とし穴4:そもそも「もらってくれる相手」がいない現実
そして、これが最も根本的な問題です。税金や責任、将来の維持コストをすべて理解した上で、「それでもこの空き家が欲しい」と言ってくれる相手を見つけることは、極めて困難です。
親族や友人であっても、負債となりかねない不動産を譲り受けるのは大きな決断です。守谷市やつくばみらい市のような人気エリアですら、管理が行き届いていない古い空き家となれば話は別。将来のトラブルを恐れて断られるケースがほとんどでしょう。
結果として、「誰かもらってくれませんか」と声をかけても誰も手を挙げてくれず、時間と労力だけが過ぎていくのが、無償譲渡を目指した多くの方が直面する厳しい現実なのです。
守谷市・つくばみらい市の空き家事情【2026年最新動向】
「人気エリアですら、古い空き家はもらってくれない…」と諦め、「タダでもいいから手放したい」とお考えになるのは無理もありません。しかし、そのご判断は少し早いかもしれません。「空き家 差し上げます なぜ」と悩むほど追い詰められる前に、まずはこの守谷市・つくばみらい市エリアの不動産市場が持つポテンシャルについて見ていきましょう。
ご自身が「価値がない」と思っているその空き家、実は専門家の視点から見ると、思わぬ価値が眠っている可能性が高いのです。

TX沿線の資産価値は健在!「価値がない」は思い込みの可能性
守谷市・つくばみらい市エリアの不動産価値の根幹を支えるのは「つくばエクスプレス(TX)」の存在です。
- 都心への圧倒的なアクセス: 守谷駅から秋葉原駅まで快速で約32分という利便性は絶大な魅力です。
- 人口増加と若い世代の流入: 良好な住環境を求めて子育て世代の移住が続き、住宅需要は安定しています。
- 発展し続ける街: 大型の商業施設が充実し、生活利便性は年々向上。街の成長性が不動産価値を下支えしています。
「でも、うちの家は古いから…」とお考えかもしれませんが、このエリアでは**「土地そのもの」に高い価値**があります。
建物が古い場合でも、「古家付き土地」として売却できるケースは非常に多いです。買主様がご自身の費用で建物を解体し、新築を建てることを前提に土地を購入するのです。また、近年では古い建物の趣を活かしたリノベーションを前提に物件を探す若い世代も増えています。駅からの距離や土地の広さなど様々な要素が価値を左右しますが、ご自身で「売れない」と決めつけてしまうのは非常にもったいないことなのです。
一方で知っておくべき地域固有のリスク:ハザード情報
もちろん、良い面ばかりではありません。このエリアで不動産を扱う上で無視できないのが**「水害リスク」**です。守谷市、つくばみらい市、常総市などは鬼怒川や小貝川に挟まれており、大雨の際には水害のリスクも伴います。
各市町村のハザードマップで「浸水想定区域」に指定されている場合、その情報は不動産の価値に影響を与える可能性があります。しかし、リスクがあるから売れないわけではありません。重要なのは、そのリスクを正確に把握し、購入希望者へ誠実に説明することです。リスクを隠して売却すると、後々「契約不適合責任」を問われるなど法的なトラブルに発展しかねません。私たちは、ハザード情報を含め、安全な取引を進めることをお約束します。
ハウスドゥ守谷店の地域データが示す「売れる可能性」
では、実際にこのエリアで空き家は取引されているのでしょうか。ハウスドゥ守谷店では、守谷市・つくばみらい市・常総市・坂東市エリアに特化し、年間約50件以上※の空き家売却をお手伝いしています。(※2023年度実績)
これらはすべて、所有者様が当初「売れるかどうか分からない」とご相談に来られた物件です。
- 事例1(守谷市): 遠方で管理できずにいた築45年の戸建て。残置物撤去と庭木伐採後、建物を解体し「更地」として売り出し、3ヶ月で売却成立。
- 事例2(つくばみらい市): 雨漏りがあり「差し上げるしかない」と諦めかけていた物件。修繕費の概算情報を開示し「リフォーム前提物件」として販売した結果、DIYを楽しみたい若いご夫婦が購入。
このように、一軒一軒の状況を丁寧に見極め、最適な売却プランを立てることで、多くのお取引を成功に導いています。「差し上げます」という選択は、あらゆる可能性を検討し尽くした後でも遅くはありません。
「差し上げる」は最終手段。訳あり物件こそハウスドゥ守谷店へ
適切な手順を踏めば売却できる空き家は多いですが、「うちの物件は事情が複雑だから…」と諦めている方もいらっしゃるでしょう。「空き家を差し上げます」と考える背景には、多くの場合、何らかの“訳”が存在します。
- 「再建築不可の土地らしい」
- 「市街化調整区域だから買い手がつかない」
- 「兄弟と共有名義で話がまとまらない」
- 「家の中がゴミで溢れている」
こうしたお悩みから「手放せるならタダでもいい」という心境に至るのです。ですが、お待ちください。一般的に売却が難しいとされる“訳あり物件”にこそ、私たちの真価が発揮されます。「差し上げる」は、あらゆる可能性を試した後の最終手段です。
なぜハウスドゥ守谷店は「訳あり物件」に強いのか
私たちが守谷市・つくばみらい市エリアで難しい物件の売却を成功させてこられたのは、地域に根ざした専門知識と柔軟な売却手法を兼ね備えているからです。
1. 複雑な法律や条例を熟知した専門家が対応
例えば「再建築不可物件」。今ある建物を取り壊すと新しい家を建てられない土地ですが、私たちは諦めません。リフォームを前提とした販売戦略や、隣地所有者への売却交渉、資材置き場など別の目的を持つ買主様を探すなど、地域のネットワークを活かして売却の糸口を探ります。「市街化調整区域」の物件も同様に、条例や過去の事例を徹底的に調査し、可能性を探ります。
2. 手間のかかる問題もワンストップで解決
「家の中が荷物でいっぱいで片付けられない…」いわゆる「ゴミ屋敷」状態の空き家も、私たちにお任せください。信頼できる専門業者を手配し、残置物撤去から清掃まで一括で対応します。費用は売却代金からの清算も可能なので、お手元に資金がなくてもご安心ください。建物の傷みが激しい場合は、解体して更地で売却するご提案も行います。

3. 権利関係の整理からサポート
相続によって複数人の「共有名義」になっている不動産も、共有者全員の同意がなければ売却できず、話がこじれがちです。私たちは司法書士などの専門家と連携し、各共有者様のお考えを丁寧にヒアリング。全員が納得できる着地点を見つけるため、中立的な立場で粘り強く交渉を続けます。
あなたの空き家に最適な売却プランをご提案します
ハウスドゥ守谷店は、お客様のご状況に合わせて2つの売却方法をご用意しています。
- 「仲介」売却: 少し時間はかかっても、できるだけ高く売りたい方におすすめです。私たちの販売ノウハウと広告戦略を駆使し、あなたの物件を最も高く評価してくれる買主様を探します。
- 「買取」: 「とにかく早く現金化したい」「近所に知られずに手放したい」という方には、弊社が直接物件を買い取る「買取」が最適です。最短数日で現金化が可能で、残置物や不具合がある状態のままでも買い取れます。
「差し上げる」と決める前に、まずは一度、私たち不動産のプロにご相談ください。あなたの空き家に眠る、思わぬ価値を見つけ出すお手伝いをさせていただきます。
守谷エリアでの豊富な売却実績とお客様から寄せられた声
「本当にこの空き家は売れるのだろうか」「差し上げるしかないのでは…」そうお考えになる前に、ぜひ私たちの実績とお客様の声をご覧ください。
創業以来、守谷市・つくばみらい市で築いた信頼と実績
ハウスドゥ守谷店は創業以来、守谷市・つくばみらい市を中心に累計1,500件以上の不動産売買をお手伝いしてきました。この数字は、一件一件、お客様のご不安に向き合い、解決へと導いてきた信頼の証です。
特にご相談の多い空き家や相続不動産に関しては、豊富なノウハウがあります。TX沿線の開発動向や地域特性など、ローカルな情報網を駆使し、その土地ならではの価値を見出して売却を実現してきました。「訳あり物件」と呼ばれるご相談も数多く解決しており、共有名義、再建築不可など、どのような条件でも諦めずに最善の道を探ります。
「差し上げます」と考えていた空き家が…お客様からの喜びの声
実際に私たちがサポートさせていただいたお客様の声をご紹介します。
【事例1】「価値がない」と思い込んでいた守谷市の実家が、思わぬ価格で売却(50代 男性)
「10年以上放置していた守谷市の実家。固定資産税も重く、『タダで差し上げるしかない』と諦め半分で相談しました。すると担当の方が『この立地は人気があります



